シャンプーは、髪を洗って汚れを落とす事のように考えますが、 「シャンプー」という言葉の語源はヒンズー語の『マッサージ』を意味し、 もともとは頭皮をマッサージして体調を整える大切な治療・健康法で、血液循環を良くし、 頭皮の生理機能を高める働きがあります。 シャンプーは1週間に何回とか、毎日でなければならないというようなものではありません。 頭皮の状態に合わせ、”脂っぽいなら毎日”、 ”乾燥していたら1日おきまたは2日おき”でも構わないといえます。 頭皮を不潔にしておく事は、時に脱毛にまで発展する事もありますので、 シャンプー剤を残さないようにきちんと洗い流す事が大切で、 アフターケアをちゃんとやっているのであれば毎日シャンプーしても問題ありませんし、 むしろその方が望ましいのです。
【1】 ■ブラッシング 目の粗いくしやブラシで毛のもつれをほぐし抜け毛を取り除く。
【2】 ■予備洗い お湯で流すだけで髪の毛についたほこりなどはほとんど落ちる。 汚れが落ちにくいときはシャンプー剤を少量つけ落とす。 毛の間に指を通して、指の腹で地肌を洗う。
【3】 ■シャンプー シャンプー剤は手のひらでよく泡立て、数ヶ所に分散してつける。 分量は目分に合った最少量 (500円玉が目安、毛の長さによる、だいたいが多い量を使っている。)
【4】 ■すすぎ シャワーをいろいろな角度から当てて、シャンプー剤が完全にとれるまで念入りに! このときも指の腹で地肌をマッサージするように。
【5】 ■ドライ・・・洗髪後は早めに毛髪を乾かす。 まず、タオルドライ。叩くようにして。こすらない。 タオルに水分を吸収させてからドライヤーを使う。髪ばかりでなく地肌も乾かすこと。 自然乾燥でもよいが、湿気のあるまま寝たり外出したりすると、 頭皮に常在金が繁殖し、フケやニオイの原因に。また、血行が悪くなり、抜け毛の原因に。
【参考】井上 哲男著 『毛髪の話』文春新書刊 全国理容組合 『理容展望』
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